パソコンやスマホでよく使うUSB転送速度について整理してみた

シバノ

パソコンや、スマホを使っていると”USB”ってよく聞くよー 充電したり、データ転送できるよね。USBの後に2.0や3.1と数字がつくのを見たことがあるけど、これの意味がいまいちわからないよー

クラノ

USB規格は時代とともに進化してきたよ! 転送速度や、その他いろんな機能が追加されているんだよ! 今日は、転送速度について見ていこうね。僕も徐々に勉強しながら記事を充実させていくよ!

パソコンでよく使うUSBの規格と主に転送速度について書いてみました。登場から20年以上経ち、規格が多くなりわからないという方は多いと思います。特にUSB3.xは規格が上書きされたりと複雑となっています。僕の勉強もかねて記事にしてみました。

目次

USBとは

USBとはUniversal Serial Bus(ユニバーサル・シリアル・バス)の頭文字を取った規格です。パソコンやスマホでデータ転送や周辺機器の接続に使われます。

パソコンと周辺機器を接続する規格。

USB内の規格により、転送スピードが違う。

差し込み口の形も多岐にわたる。

USBの規格一覧(転送速度)

※Mbpsは1秒間に送受信可能なデータ量を表す単位です。MB/sは1秒間に何メガバイトのデータを送れるかを表したものです。
下記のUSB1.0は、12Mbpsの1/8は1.5MB/sとなります。つまり、1秒間で1.5MBのデータ転送が可能です。

USB1.0

12Mbps

1.5MB/s

1996年発表。USBとして、初めての規格。Windows98でサポートされたため、広く普及しました。登場前はP/S2やシリアルポートで接続していました。

USB1.1

12Mbps

1.5MB/s

1998年発表。USB1.0と転送速度は変わりません。消費電力の規格を改善しました。

USB2.0

480Mbps

60MB/s

2000年発表。USB1.xと互換性を保ちつつ、転送速度が飛躍的に増しました。以前の規格と比べればめちゃめちゃ速くなりました。少し古いスマートフォンのUSB端子はMicroUSBが採用され、中身はUSB2.0を採用しています。2022年現在のパソコンにも搭載されるなど、息の長い規格といえるでしょう。

USB3.2

USB3.0→3.1→3.2の順で登場しました。新しい企画が出るたびに旧規格を上書したので、ややこしいです。ここでは現行の3.2のみの種類を記述します。USB3.2は4種類あり、そのうち1種類は旧USB3.0規格、1種類は旧USB3.1規格です。

USB3.2 Gen1x1

従来のUSB3.0、USB3.1Gen1のこと

5Gbps

625MB/s

USB2.0より10倍速い転送スピードとなりました。大容量HDDをつないで動画データを転送するなど、大きなファイルでも短時間で転送できるようになりました。

USB3.2 Gen1x2

10Gbps

1.25GB/s

USB3.2になって新しく拡張された規格です。以下のUSB3.2 Gen2x1があるためにほとんど使われていません。

USB3.2 Gen2x1

従来のUSB3.1Gen2のこと

10Gbps

1.25G/s

USB3.1で初めて登場した規格。USB3.2になった際にUSB3.2 Gen2x1という名前になりました。

USB3.2 Gen2x2

20Gbps

2.5GB/s

USB3.2になって新しく拡張された規格です。転送速度は20Gbpsとなり、1秒間で2.5GBのデータ転送ができます。ブルーレイの容量を1秒間で転送できるなんて驚きの時代です。コネクタはType-Cのみとなりました。

USB4

2019年に正式リリースされた企画で、Type-Cコネクタとなりました。速度はUSB3.xと比較しても最大2倍になることからスピードアップがなされたことがわかります。映像データを送ることも可能な規格です。

USB4 Gen2x2

20Gbps

2.5GB/s

転送スピードはUSB3.2 Gen2x2とかわりません。

USB4 Gen3x2

40Gbps

5.0GB/s

転送スピードは驚きの40Bbps。2層ブルーレイの容量を1秒少々で転送できるスピードとなります。

USB4 Version2.0

80Gbps

10.0GB/s

2022年10月に仕様書が公開されました。

まとめ

いかがだったでしょうか。1996年の初登場時より20年以上経過し、最新規格はもはや夢の転送スピードとなりました。LANやインターネット回線も、スピードアップしているので、機会があれば調べてみたいと思っています。技術者様たち、規格策定者様たちの努力の結果ですね。ありがたいことです。

ネット社会となっている現代、通信はもはやインフラとなっています。通信スピードは高速化し、とどまるところを知りません。端末にアプリをインストールして使うより、サーバでアプリを動かし、高速化した通信回線を使って端末は映し出すだけの時代がそう遠くない未来に待っているのもかもしれませんね。

それでは!!

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